空き家問題の原因と対策

空き家問題の原因と対策空家とは、その名の通り「人が住んでいない家」のことをいいます。

もう少し別の言い方で詳細に定義すると、当面の間、賃貸や売却の予定がない家ということになるので、今人が住んでいなくても、1週間後誰かが済む予定になっている家は空き家ではないことになります。

空き家が年々増えている原因としては、賃貸や売却予定として出回る家の数よりも、死亡や失踪など何らかの理由で持ち主のいなくなった家の引継ぎ人がいないため、売却にも賃貸にもまわせないなどのような、管理者不在の空き家が増えるスピードの方が上回っているということも言えるかもしれません。

確かに、地方で生まれ育っても、昨今の就職事情を考えると、若者の多くが大学進学時、就職時に地方から都心部へ移動するでしょうし、その大半がそのまま都会に居続けて家庭を持ってしまうと、親から引き継ぐはずだった家は住み手がいないまま空き家いなってしまうのは自然な流れになってしまいますよね。

また、住む予定のなくなった家は通常であれば、取り壊して更地にする選択肢もあるのですが、税法上、更地にするよりも上物がある空き家の方が、固定資産税が安いため、ボロボロで倒壊の恐れがある空き家もそのまま放置されているケースも増えているのだそうです。

空き家の割合は、上記のような原因で年々増えてきており、日本全体で見ると、約14%の家が空き家だといわれています。

これは計算すると、7軒に1軒が空き家ということになるので、皆さんが想像されているよりも、きっと多い数字だと思います。

あるデータによると、このペースで空き家が増えていくと、2030年ごろには全体の4分の1の住宅が空き家になるという想像を絶する試算も出ているようです。

空き家は郊外の住宅地の中に普通に紛れていて、一見他の家と見分けがつかないぐらい、手入れも行き届いているように見えます。

そして、こうした空き家現象は、過疎化が進む地方だけの問題ではなくて、東京、大阪、神奈川、愛知、兵庫といった都市部でも深刻な問題になっているのです。

こうした空き家の問題点として、防犯や防災面での危険性が指摘されています。

空き家の増加は犯罪や災害を助長する

空き家の問題点として言われているのは、不良の溜まり場になって、近くの住民の安全を脅かす危険性を助長していたり、放火、不審火の対象になる危険性や、台風などの自然災害で空き家が倒壊する危険があるということです。

近くの空き家が愉快犯の放火の対象になってしまうと、周りの家にまで火事が燃え広がる危険性もありますし、管理もされておらず補修もされていないボロボロの家に台風が直撃すると、剥がれた屋根や、瓦、ブロック塀が風で飛ばされ、付近の住人が思わぬ怪我や事故に巻き込まれる危険性も高くなります。

それ以外にも、ゴミの不法投棄先にされたりするなどされるため、とにかくこのような管理の行き届いていない老朽化した空き家は、結果的に空き家周辺の家や住人に危険に巻き込み危険に晒してしまうことにつながります。

空き家の増加は、このように決して他人事ではないため、犯罪や災害を助長する側面があることに関心を持つべきでしょう。

空き家の増加を抑える対策はあるの?

このように、空き家がこれ以上増えていくのをなんとか食い止める必要があるので、国土交通省や地方公共団体も本気で対策に乗り出しています。

たとえば、地方自治体によっては、倒壊の恐れのある家屋(空き家)の解体費用に補助金を出すことを条例で決めていたり、住宅の再利用、転用を支援したり、空き家に対する指導勧告など適正な管理を強化するなど、空き家対策を進めています。

が、空き家の所有者自体の特定が困難だったりするなど、課題は多く残されているのが実情のようです。

空き家の増加を抑える抜本的な対策が求められています。

更地に補助金を出し、固定資産税ゼロにすれば、空き家は減るんじゃない?

素人意見で恐縮ですが、私自身は、下記の3つの対策を実施すれば、空き家は減っていくのではないかと思っています。

それは

  • 更地の固定資産税をゼロにし、他の固定資産税も大幅に減らす。
  • 少子高齢化対策、晩婚化対策、子育て支援対策に今の何十倍も国力を注ぐ
  • 都心の一極集中でなく、地方の活性化

こうしたことを国をあげて長期的に取り組んでいくということです。

そもそも、空き家・更地なんて誰も住んでないんだし、固定資産税なんてなくしちまえよ!

って声も多く聞かれますし、このように何でもかんでも、高い税金を課金して国民の心を折ってしまうのは、国や地方公共団体の驕り、怠慢だと思っています。

税金を高く取らなければ国の借金が減らないというのは本末転倒な議論であり、それであれば、公務員の数を大幅にカットするなど、税金が少なくて済むように小さな政府にすべきでしょう。

税金が高いこの現状が、人々の暮らしは圧迫し、子供を持ったり結婚する気持ちの余裕すら持てない人を増やし、結果的に、高齢者から家を引き継ぐべき若者の人口が年々減っていき、人の住まない空き家が増えてしまっている現状につながっているといえるでしょう。

小手先だけの政策ではなく、空き家がなくなるような抜本的な施策が国に求められていると思います。

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